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気分は下剋上 叡知な宵宮 | 腐女子の小説部屋 新館
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気分は下剋上 叡知な宵宮

yoimiya

「気分は下剋上 叡知の宵宮」1

「祐樹、あれはどこにお供えする物なのだろう?そして、なぜ茄子なすと胡瓜がセットになって売っているのだ?」 服を買うためにデートがてら訪れた百貨店の食料品売り場で最愛の人が不思議そうに首を傾げている。「ああ、あれです...
yoimiya

「気分は下剋上 叡知な宵宮」 2

「あの日は、京都市内の店が自粛して灯かりを最小限にするのです。炎がより鮮明に見えるようにとの配慮みたいですが。だから、この前の屋上・・の艶っぽさを追求するなら」 屋上で色香だけをまとっていた肢体――と続けたかったが...
yoimiya

「気分は下剋上 叡知な宵宮」 3

「大阪の天神祭りの日、花火がよく見える帝国ホテルの部屋を予約したのですが、あいにく、どうしても外せない用事が私と岩松に入ってしまって、よろしければお二人で使ってくださいというのが岩松と私の意思なのです。お二...
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「気分は下剋上 叡知な宵宮」4

 仏壇仏具だと、祐樹の実家にあるお仏壇に灯す細いロウソクしか売っていないような気がする。あんな小さいロウソクだと彼の紅色に染まった艶やかな肌は少ししか拝めない。「すみません、キャンプに行きたいのですが、防災...
yoimiya

「気分は下剋上 叡知な宵宮」5

「もう屋台の設営をしているのだな……」 アスファルトの道路には陽炎かげろうが揺れているのに、最愛の人の声は、鈴の音のように涼やかに弾んでいた。「そうですね。屋台もお祭りに合わせて全国を移動するらしいですよ。今は花火大会の季...
yoimiya

「気分は下剋上 叡知な宵宮」 6

 いや、常識で考えて殺人罪には問われないと思う。呪うという行為そのものは祐樹も理解できないが、そこまで憎んだ相手の身代わりとして、深夜、藁人形を打ち付けるという切羽詰まった行動は、気分の晴れる行為なのではないかなと考えた。...
「気分は下剋上」叡知な宵宮

「気分は下剋上 叡知な宵宮」7

【ご注意ください】 この回には「鬼滅の刃 無限城編」に関する内容が含まれています。 ネタバレ回避に配慮しておりますが、わずかでも情報を入れたくない方はスルーをおすすめします。 「この扇形の部屋から川が180度も見えるの...
yoimiya

「気分は下剋上 叡知な宵宮」8

【ご注意ください】 この回には「鬼滅の刃 無限城編」に関する内容が含まれています。 ネタバレ回避に配慮しておりますが、わずかでも情報を入れたくない方はスルーをおすすめします。 「ただ、鬼の始祖がある程度のリスク...
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「気分は下剋上 叡知な宵宮」9

「祐樹、祐樹の言った通り、串カツ屋さんがある!」 最愛の人の咲き初めた花のような無垢な笑みと弾んだ声が、川沿いのお祭り会場に漂っていた湿度すら吹き飛ばすようで、祐樹は思わず息を深く吸い込んだ。彼は紺よりも少しだけ夜空に近い...
yoimiya

「気分は下剋上 叡知な宵宮」10

「うん!美味しい!衣がサクサクとしている。それに、天ぷらと違って厚みがあるのだな……。具体的にどうやって作るのだろう?ソースも濃厚で甘味が強いな……」 切れ長の目に無垢な煌めきを宿し、綻んだ唇は静かな感想を紡ぐ。祐樹も、サ...
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