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「気分は下剋上 秋の愉しみ」2025 | 腐女子の小説部屋 新館
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「気分は下剋上 秋の愉しみ」2025

aki

「気分は下剋上 ○○の秋」1

「お早う、祐樹。朝食が出来ている」 最愛の人の唇を唇で感じて目を覚ました。昨日、いや今朝の未明に病院から帰宅し、パジャマに着替えて最愛の人の肢体とその温もりを感じながら眠りに落ちた。墜落睡眠と名付けている祐樹の熟睡からぽか...
aki

「気分は下剋上 ○○の秋」2

「意外と駐車場は狭いのだな?」 最愛の人は、祐樹のアドバイスに従っていつぞやGUで買った長袖の青いシャツとスラックス姿だった。「ファミリーが来るような店ではないですからね」 ちなみに祐樹は色違いの白いシャツだ。しかし、よくある服な...
aki

「気分は下剋上 ○○の秋」3

「わ!祐樹、この軍手の品ぞろえ……圧巻だな」開けっ放しという今どき珍しい入口から入ると最愛の人が切れ長の目に無邪気な驚きの色をたたえて、祐樹を見上げた。「軍手や安全靴ばかりが並んでいるのは客層を考えたらまだ分かるのだけれど...
aki

「気分は下剋上 ○○の秋」4

 確かにその若者は肉体労働者らしくしっかりとした筋肉がシャツを押し上げている。「仕事の話になるのですね」 最愛の人は、いきなり雲がかかって暗くなった地に咲く白薔薇のような表情を浮かべている。オフの日に仕事の話はなるべくしな...
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