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お月見 2025 | ページ 2 | 腐女子の小説部屋 新館
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お月見 2025

tukimi

「気分は下剋上 月見2025」11

「このお菓子が売っていた土産物コーナーは旅館にありがちなフロント近くではなくて、奥まったところにありました」 小さな箱を最愛の人に渡し、祐樹は、最愛の人が折ってくれた精緻な紅葉の折り紙をそっと手の上に載せて眺めた。見れば見るほどよ...
tukimi

「気分は下剋上 月見2025」12

「こういう鯉って買ったら高いのですよね?」 祐樹が贈ったまだ青い紅葉を嬉しそうに見ていた最愛の人は驚いた表情で祐樹の目を見ている。先ほどまで「詩人」と言われてはいたが、好奇心の赴くままに俗な質問をしてしまい、興をそいだかも...
tukimi

「気分は下剋上 月見2025」13

「生半可な知識だととんでもないことになるそうだ。日本酒については聞いたことがないが、遠藤先生が料亭に行った際、「この料理にはこのワインが合うだろう」と注文したらしい。しかし、和食は隠し味があるだろう?そのせいで、全くワイン...
tukimi

「気分は下剋上 月見2025」14

 中秋の名月近くの土日で、お出かけデートではなく、自宅でまったり過ごすときに最愛の人は月見だんごを作ってくれるがだん・・ご・部分は白だった。京都ではそれが当たり前だと思っていたに違いない。そしてこの旅館には関東の人も来るの...
tukimi

「気分は下剋上 月見2025」15

「博物館やハリー・ウィンストンといった法人が持つ場合には別にいいと思いますが個人で持つと呪われるのでしょうか?」 二人で行ったスミソニアン博物館展の説明書きに書いてあったことを思い出しながら口にした。ちなみに祐樹は無神論者...
tukimi

「気分は下剋上 月見2025」16

「祐樹、あれが、この部屋を照らす最初の月光だ」 最愛の人の声が月の光のように蒼く艶めいて聞こえた。まるで先ほどまで話題にしていたホープダイヤの煌めきに似ているような気がした。「綺麗な満月ですね。しかし、初めてとは?」 綺麗に剪定さ...
tukimi

「気分は下剋上 月見2025」17

 いや、この時間はお月見を楽しむべきだ。自然薯で「その気」になるのは森技官と同じだと思うと、なおさら抑えようと思った。「松の木と月という組み合わせも日本的で素晴らしいですね」 下心を押し殺して冴え冴えと光る満月を眺めた。祐樹は柚子...
tukimi

「気分は下剋上 月見2025」18

「水曜の百貨店だろう?エルメスの近くを確かに通ったので多分そのときに見られたのだろうな。ただ、『医療従事者視点での病院改革』や応用できそうな術式は病院の中だけしか考えないようにしている――ん!この月見だんごの歯ごたえがモチ...
tukimi

「気分は下剋上 月見2025」19(18禁)

 最愛の人は祐樹の浴衣と下着を月明かりに煌めく指で器用に乱したかと思うと、床に膝をつき、まだ半ばしか育っていない祐樹の愛情と欲情の象徴を捧げ持った。まるで貴重な彫刻を扱うような仕草が素敵だった。 そして、紅色の唇と朱色の舌...
tukimi

「気分は下剋上 月見2025」20(18禁)

 最愛の人が、上下に肢体を動かすたびに、大粒の汗の雫が月の光を反射してダイヤモンドのように一瞬だけ煌めいて祐樹の浴衣へと落ちる。そして、すっかり育ち切った彼の先端部分からもさらに大きな粒がダイヤモンドの艶やかさと清浄さをまとって、...
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