「気分は下剋上 ハロウィン 2025」27(18禁)

「気分は下剋上 ハロウィン2025
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This entry is part 30 of 31 in the series 気分は下剋上ハロウィン2025

「とても嬉しいのですが、いいのですか?」
 祐樹の手を引いて寝室に行った最愛の人は祐樹にキスをした。ミルクの優しい香りが重なった唇から揺蕩たゆたうように広がった。
「祐樹のストレス解消が肌艶のよさに繋がるのだろう。私は、これくらいしか協力出来ないので」
 器用な手つきで祐樹のスラックスを下着ごと床に落とした。
「ある意味ではそうですが、催し物当日に、目の周りのメイクは聡が担当してくださいますよね。他の人には全く任せたくないので、十分過ぎるほどですよ」
 祐樹の欲望の解消のために、彼が祐樹の素肌を晒すことは予想していた。しかし、最愛の人はしなやかな動作で立ち上がると純白のシルクのパジャマのボタンを外し滑らかな素肌を祐樹の目に晒してくれた。二つの胸の尖りも、色は桃色ながら勃ち、存在を主張している。
「もしかして、ご自分で弄りました?」
 目の前で、シルクから羽化した蝶のような肢体を眺めながら、聞いてみた。「違う」という答えが返ってくることは分かっていた。そもそも彼は自分で自分を慰めることはしない人だ。
 「私の身体は祐樹を愉しませるためにある」と真顔で言っていた。そういう殺し文句をサラッと言えるところも、大好きだ。
「いや、胸は触っていない。祐樹が帰宅したら口でしようと思っていて……あれこれ思い出していたらこうなってしまっていた」
 口の中は性感帯が集中しているので、その悦楽を思い出していたのだろう。
「そうですか。私の歯に甘く噛まれてごく狭い先端部分を舌で宥めるように愛されたり、指で側面部分を強く捻られたりして紅く染まった尖りも素敵ですが……」
 色香の他に何も纏っていない最愛の人の肢体がひくりと跳ねた。きっとそのときの悦楽を思い出したのだろう。
「祐樹、ベッドに横たわるか?それとも立ったままがいいか」
 どちらも素敵過ぎるお誘いだ。その上、最愛の人の声は砂糖菓子のように甘く、そして溶けているようだった。まるで角砂糖に水を滴らせようだった。
「色香の他に何も纏っていない聡と、重要な場所しか晒していない私というのは背徳的でそそられますね。奉仕する側と奉仕される側に分かれる点が素敵です。しかし、今夜はベッドの上でお互いを愛撫しましょう。機会があったらでいいのですが、リッツカールトンのソファーに座った私にそういう奉仕をしてくださったらとても嬉しいです」
 その時がきたら祐樹はスーツにネクタイを締め、何も纏っていない彼をひざまずかせて……そう思うだけで下半身は現金な反応を示している。
「そんなことでいいのか?分かった。約束する」
 最愛の人には「そんなこと」かもしれないが、祐樹には背筋が痺れるほどの悦楽を呼び込んでくれるだろう。ベッドに押し倒して最愛の人のまだ育ち切っていない欲情の象徴の先端部分を吸い上げる。
「あ……っ……」
 甘く熱い吐息が祐樹の最も敏感な場所にかかった後に、先端部分を、緻密な仕草で吸い上げられた。すっかり育ち切った彼の愛情の象徴から水晶の雫が溢れ出している。ソフトクリームを舐めるような音が二か所から聞こえてきて情欲を煽っている。先端のくびれを尖らせた舌でなぞると、最愛の人も同じ愛の仕草をしてくれて、何だか祐樹が自分のモノを自分で愛しているような気がする。裏筋を舐め下すと、最愛の人の背筋がしなやかに反って祐樹の肌に彼の二つの尖った胸が当たって微弱な悦楽が背筋を奔った。
 彼も同じ動きをしたかと思うと唇が大きく開き、先端部分が上顎のざらつきに当たって天国にいるような快楽を感じた。その後、最愛の人が喉を開き、祐樹を招き入れてくれた。祐樹はその愛の動作だけは出来ないので、お返しとばかりに二つの果実を左手でもみ込むように愛し、その奥の彼の弱い場所を右手で柔らかくタッチした。そのすぐそばには最愛の人の極上の花園の門があるが、あえてそこには触れなかった。
「愛する聡……とても良いです……達してもいいですか……」
 「いい」という言葉の代わりに頭が上下に振られて、その動きと喉の締め付けのきつさにあっけなく果てそうになる。二つの異なる場所から奏でられる淫らで聖なる水音が一つの音楽のように聞こえる。その妙なる音楽を聴きながら喉から祐樹自身を引き抜いて、そして堰を切った。
「あ……っ、……っ」
 ほんの小さな穴から、真珠の飛沫が飛び散っていく様子も、最高の眺めだった。
「聡、顔にかけてしまいましたね。すぐに拭きます」
 薄紅色に上気した滑らかな肌や長い睫毛に飛び散っている真珠の雫は綺麗ではあったが、彼には不快なだけだろう。
「もう少し、こうしていたい。温かくて、祐樹の愛情のような感じだ……。ただ……」
 熱いため息を零す最愛の人は言い淀んでいるようだった。
「ただ、何ですか?」
 紅色の唇に宿った真珠の雫を舌で丁寧に舐めとってくれる人に言いようのない愛おしさを感じた。決して美味なものではないというのに。
「ただ、祐樹に前を愛されると、もっと欲しくなる……」
 祐樹の指で確かめると、花園の門が愛らしい仕草できゅっと伸縮していた。
「聡の睡眠時間が大丈夫なら、先に進めますが……?」
 熱い吐息と空調の音だけが響く寝室の静寂を破ったのは彼だった。
「この愛の行為の目的は、祐樹のストレス解消だろう?私が気持ちよくなることではないので……先に進まなくていい。その代わり、休日にはたくさん愛して欲しい」

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 こうやまみか拝

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