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「気分は下剋上 月見2025」最終話(18禁)

 祐樹が最愛の人の極上の花園へと深く突き入れると、腰に絡まった彼の両足が「もっと」というように力を加えてくるのも最高だ。祐樹の律動に合わせて彼の腰も宙へと浮かび上がって奥の奥へと招き入れてくれる。結合部分からは熱く淫らな協奏曲が、...
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「気分は下剋上 月見2025」24(18禁)

「――『竹取物語』だったと思いますが、かぐや姫が月を見て泣いている場面で翁が『月を見るのは不吉だ。見ないように』と言うシーンがあったと思います。また月を意味する「luna」に「tic」をつけて狂気じみたという意味の英語がありますよ...
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「気分は下剋上 月見2025」23

「こうして見る月は本当に綺麗だ」 祐樹の肩に頭を預けた最愛の人が夢見るように呟いている。「そうですね。二人で同じ物を見ている、そして徐々に南中へと至っていく過程をのんびりと眺める月は最高です」 空には雲一つなく冴え冴えと光る満月が...
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「気分は下剋上 月見2025」22

「ここの、この形が変わったら、祐樹は興ざめなのだろうか?」 最愛の人は紅色に染まった胸の尖りを細い指でそっと触っている。先ほどの愛の交歓の後の高揚した気持ちと、程よく酔いが回った日本酒のせいで不用意なことを言ってしまったと後悔した...
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「気分は下剋上 月見2025」21

「特に畳の部分に私が差し上げた愛のエキスを零さないでくださいね」 最愛の人の花園の門は、どういう遺伝子のバグなのか激しい愛の交歓をしたのちにも花園の門はきっちりと閉ざされると知っていた。祐樹が、一夜の戯れに抱いた男性はみな、行為の...
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「気分は下剋上 月見2025」20(18禁)

 最愛の人が、上下に肢体を動かすたびに、大粒の汗の雫が月の光を反射してダイヤモンドのように一瞬だけ煌めいて祐樹の浴衣へと落ちる。そして、すっかり育ち切った彼の先端部分からもさらに大きな粒がダイヤモンドの艶やかさと清浄さをまとって、...
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「気分は下剋上 月見2025」19(18禁)

 最愛の人は祐樹の浴衣と下着を月明かりに煌めく指で器用に乱したかと思うと、床に膝をつき、まだ半ばしか育っていない祐樹の愛情と欲情の象徴を捧げ持った。まるで貴重な彫刻を扱うような仕草が素敵だった。 そして、紅色の唇と朱色の舌...
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「気分は下剋上 月見2025」18

「水曜の百貨店だろう?エルメスの近くを確かに通ったので多分そのときに見られたのだろうな。ただ、『医療従事者視点での病院改革』や応用できそうな術式は病院の中だけしか考えないようにしている――ん!この月見だんごの歯ごたえがモチ...
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「気分は下剋上 月見2025」17

 いや、この時間はお月見を楽しむべきだ。自然薯で「その気」になるのは森技官と同じだと思うと、なおさら抑えようと思った。「松の木と月という組み合わせも日本的で素晴らしいですね」 下心を押し殺して冴え冴えと光る満月を眺めた。祐樹は柚子...
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「気分は下剋上 月見2025」16

「祐樹、あれが、この部屋を照らす最初の月光だ」 最愛の人の声が月の光のように蒼く艶めいて聞こえた。まるで先ほどまで話題にしていたホープダイヤの煌めきに似ているような気がした。「綺麗な満月ですね。しかし、初めてとは?」 綺麗に剪定さ...
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