- 「気分は下剋上 叡知の宵宮」1
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」 2
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」 3
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」4
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」5
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」 6
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」7
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」8
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」9
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」10
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」11
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」12
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」13
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」14
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」15
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」16
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」17
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」18
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」19
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」20
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」21
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」22
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」23
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」24
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」25
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」26
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」27
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」28
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」29(18禁)
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」30(18禁)
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」31(18禁)
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」32(18禁)
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」33(15禁)
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」34
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」35
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」36
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」37
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」38
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」39
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」40(15禁)
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」41(18禁)
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」42(18禁)
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」43(18禁)
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」44(18禁)
- 「気分は下剋上 叡知な宵宮」最終話(18禁)
【18歳未満の方は閲覧できません】
この作品には、性行為や身体的接触などを含む成人向け描写が含まれています。
18歳未満の方、またはこのような内容に不快感を覚える方は閲覧をご遠慮ください。
作品内の描写・登場人物・設定はすべてフィクションであり、実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。
「大」の字をバックにしてロウソクのオレンジ色の明かりに照らされた最愛の人の肢体は何だかとても美しい深海魚のような雰囲気だった。重力に逆らっては先端から蜜を零している花芯が魅惑に富んでいて舌全体を使って舐めた。
「ん……っ、祐樹……っ、とても悦……」
最愛の人の指が祐樹の髪をかき乱しては悦楽に耐えている。舌先を尖らせ、くびれを辿ると、艶やかさだけを薄絹のように纏った肢体がしなやかに反ってフェンスに当たった。
「ゆ……っ、祐樹……っ、とても……って、感じる……っ」
先端部分から滴っている水晶の雫が大粒になっている。引き締まったわき腹から両手を上げていって二つの胸の尖りを親指と中指できゅっと掴んだ。グレイスの噂話では「胸の尖りを愛撫され慣れると乳首が大きくなるし、形も崩れる」とまことしやかに言われていたが、最愛の人の場合、感度は上がったと思うが形は慎ましやかなままだ。そういう点も非常に好ましい。とはいえ、祐樹しかこういう行為を許していないのも知っているので、たとえ大きくなろうとも、形が多少崩れてもそれはそれで愛の蓄積だと思うと誇らしさを覚えるだろうが。
「ん……っ、祐樹……、とても感じる……っ」
愛らしく育った花芯の先端を口の中に入れて上顎のざらついた部分で擦るとさらに大きくなった。また、先端部分の滑らかな場所が祐樹の口の中の性感帯を刺激してくれる。胸の尖りを指で挟んで強く引いてごく狭い先端部分を人差し指で宥めるように円を描く。ロウソクの明かりが微風に揺れ、その陰影が艶やかな肢体を神秘的に見せてくれる。
「聡、愛しています……」
真率な響きで愛を告げ、横笛を吹くように育ってトロリと蜜を零し続けている場所をスライドさせるとさらに育った。
「ゆ……っ、祐樹……っ、先ほどから、我慢していたので……っ、もう弾けそう……だっ」
尖りを愛していた左手を、下半身へと滑らせた。最愛の人の二つの果実を一つにして握った。
「いいですよ。先に真珠の迸りを放ってくださっても……」
ロウソクの明かりで見る最愛の人の紅色の顔や描いたように美しい眉根が寄せられている姿、そして喘ぎ声を立てる紅色の唇の端から銀色の雫が滴っているのも絶品だった。
「ん……っ、祐樹と、一緒に逝き……たいっ……」
最愛の人の育ち切った欲情と愛情の象徴は限界が近いにも関わらず、祐樹の愛欲を尊重してくれる点も愛おしい。
「では、聡の指でここを愛してください……」
紅色の指を持って、祐樹の少し育った場所に誘導した。先端部分を丸く愛撫されて、もう片方の手が裏側の筋をツーっと刺激されるのがたまらなくいい。最愛の人の場合、愛の行為も真摯でひたむきだ。祐樹は双丘へと手を伸ばした。普段は熟した白桃のような色のそこは、ロウソクのオレンジ色を映し、普段以上に蠱惑的だった。
「ん……っ」
最愛の人の双丘の狭間に愛液をまとった指を挿れると、紅に色づいたような声が上がった。そして最愛の人の魔法のような指が育てた祐樹の灼熱の楔も迎え入れられるのを待っている。
「あ……っ、祐樹……、少し……奥……。指で……押して欲し……っ」
最愛の人の花園の中にある、快楽に溺れる場所がひっそりと息づいている。言われた通りに指を進めて凝った場所を二本の指で軽く叩いた。
「ゆ……祐樹……とても……っ、悦……っ。快楽で……、体中が……甘く……っ、痺れるよう……っ」
最愛の人の背中が反って、汗の雫がロウソクの光を反射してオレンジ色の雨のように降っているのも最高の眺めだ。
「立ったままがいいですか?それとも、座ってお互いの顔を見ながら愛し合いますか?」
今のこの状態だとこの二択しかないような気がする。
「このまま……立ったままで。祐樹と……、一つになりたい……っ」
最愛の人の声がロウソクの光よりも眩く煌めいているようだった。
「分かりました……」
祐樹の指で開いた花園の門へと先端を挿入した。花園は相変わらず濡れた熱く厚いベルベッドのような感触で祐樹を包み込み、そして中へと誘ってくれる。
「ゆ……っ、そこを……思いっきり……衝いて……っ」
先ほど祐樹が指で弄っていたごく浅い場所を、体重をかけて一突きする。
「あ……っ、祐樹……どうにか……なってしまいそう……だ……。薔薇色の……快楽が……頭の中を……駆け巡っている……っ」
普段よりも大きな声が上がっている。といっても祐樹の知る限り最愛の人の悦びの声は最も小さい。腰を打ち付けると、湿った協奏曲が淫らに響いた。最愛の人は悦楽の深さを追求しようとしたのか、肢体を丸く回しているのも絶品だ。最愛の人の魔性の花園は無数の花びらが強く弱く動いては祐樹を奥へと誘い込んでくれる。その上、彼の肢体も動くので快楽は二倍、いや十倍だ。
「ああ……祐樹……もう……だめ……。耐えきれない……」
最愛の人の声も断末魔の甘さが際立っている。
「腰をね、もう少しだけ私のほうへと寄せてください」
祐樹も堰を切りそうな快楽に歯を食いしばって耐えた。
「こうか……?あ……あ……っ。祐樹の熱い迸りが……気持ち悦……っ」
最愛の人の肢体も強張ったかと思うと真珠の熱い放埓をばら撒いた気配がした。
―――――
もしお時間許せば、下のバナーを二つ、ぽちっとしていただけたら嬉しいです。
そのひと手間が、思っている以上に大きな力になります。

にほんブログ村

小説(BL)ランキング

コメント